矯正治療について

矯正歯科

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2018.05.15

裏側矯正装置ができるまで


裏側矯正装置が出来上がるまで時間がかかるけど、何をしているの?っというご質問をいただいきました。裏側矯正装置がどのようなステップを踏んで完成し、治療が始まって行くのかを解説いたします。

①まず、歯並びの型をとります。その際に使用するのは、シリコンで極めて精度が高い材料です。ただ、一般的に使用されているアルジネートとは違い硬いので、トレーを外す際に時間がかかり少し頑張っていただかなければなりません。その精密な型から模型を作成します。

②裏側矯正専門の技巧士さんが模型上で、歯を分割し1つ1つ配列してセットアップモデル(治療後の歯並びの模型)というものを作成します。これは、日本の技工士さんが世界に誇る匠の技で、これができる技工士さんは数少ないと言われています。この作業が非常にコストと手間がかかる作業です。そのため、型取りをしてから、装着までに1ヶ月の期間を要します。

また、ここで重要なのは技巧士さんに写真、レントゲン、分析結果を説明し治療ゴールを共有した状態でセットアップモデルを作成していていただくことです。最後に完成したセットアップモデルのチェックと修正を私が行った後に装置の作成にはいっていきます。

③裏側矯正装置をつけるための装置であるハイブリッドコアを作成します。これも技工士さんの作業で、歯の裏側に正しく装置を位置付けるために使用する装置のことをハイブリッドコアと言います。裏側の装置は、表側の装置と違い、装置の位置づけが非常に厳密で難しいためにこのような装置を補助的に使用します。

 

当院で使用しているブラケットは、クリッピーLという装置です。日本のトップブランドであるトミーインターナショナルの装置で、従来の装置と比較して、厚みが非常に薄く、装着後の違和感を軽減するデザインになっています。また、セルフライゲーションというシステムを採用しているブラケットで、従来のブラケットのようにワイヤーと歯を針金で縛りつけないので、治療中の痛みも緩和されます。

ただ、金属アレルギーがある方は、ドイツ製のインコグニートという装置をアレルギー反応が出にくい貴金属の装置を使用しています。

④装置を装着します。装置をつける歯の表面のクリーニングを行った後に装置を装着します。処置時間は1時間です。

疑問に思う点などがあれば、なんでもご質問ください。私も説明不足だったと非常に勉強になりますので、ブログという形で矯正に関する情報を提供させていただければと思っております。