叢生(でこぼこ)
叢生(でこぼこ)とは、歯が並びきらず、でこぼこ乱れている歯並びのことをいいます。前から三番目の歯である犬歯が歯列から飛び出した「八重歯」も叢生の特徴のひとつです。
叢生(でこぼこ)の原因
Reason.1
主な原因
- 顎の幅が小さい、永久歯が並ぶスペースが足りない
- 顎の大きさに対して通常より永久歯のサイズが大きい
- 通常より乳歯が早期に抜けてしまい、その空いた隙間に隣接する歯が移動した場合
叢生を放置するリスク
歯が重なっている箇所には、歯ブラシが届きにくいため、虫歯や歯周病なりやすく、また汚れがたまることで口臭の原因にもなります。
叢生の症例
CASE.01
CASE.01
症例解説
叢生(ガタガタ)を伴う上下顎前突(上下の前歯が前に傾斜した状態)のケースで、上は第一小臼歯、下は第二小臼歯を抜歯し、上下リンガルブラケット装置(裏側矯正装置)にて治療を行いました。矯正用アンカースクリューを使用し、上下顎の前歯を大きく後方に移動させることで、口元の突出感は改善しました。歯列(歯並び)や咬合(噛み合わせ)も良好に状態になっています。治療期間は、2年3ヶ月です。このようなケースは、治療の経過とともに口元の改善が得られるため、表側の装置より裏側の装置であるリンガルブラケットがメリットが大きいと考えています。
主訴 | ガタガタ |
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年齢・性別 | 20代女性 |
使用装置 | 上下リンガルブラケット(クリッピーL) |
治療方針 | 叢生の改善と矯正用アンカースクリューを利用した前歯の後方移動 |
リスク及び副作用 | 矯正治療においては以下のようなリスクや副作用が考えられます 歯根吸収(歯の根が短くなる症状) 歯肉退縮(歯茎が下がる症状) アンキローシス(歯と骨が癒着し歯が動かない状態) 歯髄壊死(歯の神経が失活した状態) 顎関節症状(顎の痛み) |
抜歯部位 | 上顎第一小臼歯、下顎第二小臼歯 |
治療期間 | 2年3ヶ月 |
リテーナー | 上下リンガルリテーナー、上アップアラウンドリテーナー |
費用
診断料 | 38,500円 |
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装置料 | 979,000円 |
調整料 | 5,500円/月(24回) |
※すべて税込の料金です。
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