叢生(ガタガタ)を伴う上下顎前突(上下の前歯が前に傾斜した上顎)のケースで、上は第一小臼歯、下は第二小臼歯を抜歯し、上下リンガルブラケット装置(裏側矯正装置)にて治療を行いました。矯正用アンカースクリューを使用し、上下顎の前歯を大きく後方に移動させることで、口元の突出感は改善しました。歯列(歯並び)や咬合(噛み合わせ)も良好に状態になっています。治療期間は、2年3ヶ月です。このようなケースは、治療の経過とともに口元の改善が得られるため、表側の装置より裏側の装置であるリンガルブラケットがメリットが大きいと考えています。
主訴:ガタガタ
年齢・性別:20代女性
使用装置:上下リンガルブラケット(クリッピーL)
治療方針:叢生の改善と矯正用アンカースクリューを利用した前歯の後方移動
抜歯部位:上顎第一小臼歯、下顎第二小臼歯
治療期間:2年3ヶ月
リテーナー:上下リンガルリテーナー、上アップアラウンドリテーナー