CASE.




CASE.
症例解説
主訴は口が閉じづらいということで、著しい口元の突出感を認めました。
レントゲンの分析結果から、上下の前歯が前方に傾斜した状態で、上は第一小臼歯、下は第二小臼歯を抜歯し、上下リンガルブラケット装置(舌側矯正装置)にて治療を行いました。矯正用アンカースクリューを使用し、上下顎の前歯を大きく後方に移動させることで、口元の突出感は著しく改善しました。歯列(歯並び)や咬合(噛み合わせ)も良好に状態になっています。治療期間は、2年4ヶ月です。本症例のようなケースは、治療の経過とともに口元の改善が得られるため、表側の装置より裏側の装置のメリットが大きいと考えています。
主訴 | 口が閉じづらい |
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年齢・性別 | 20代女性 |
使用装置 | 上下リンガルブラケット(クリッピーL) |
治療方針 | 叢生の改善と矯正用アンカースクリューを利用した前歯の後方移動 |
リスク及び副作用 | 矯正治療においては以下のようなリスクや副作用が考えられます 歯根吸収(歯の根が短くなる症状) 歯肉退縮(歯茎が下がる症状) アンキローシス(歯と骨が癒着し歯が動かない状態) 歯髄壊死(歯の神経が失活した状態) 顎関節症状(顎の痛み) |
抜歯部位 | 上顎第一小臼歯、下顎第二小臼歯 |
治療期間 | 2年4ヶ月 |
リテーナー | 上下フィックスリテーナー、上下アップアラウンドリテーナー |
費用
診断料 | 38,500円 |
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装置料 | 979,000円 |
調整料 | 5,500円/月(28回) |
※すべて税込の料金です。